機械翻訳は自動織機ではなくチェーンソーであるという話と、その帰結 - アスペ日記

先日、機械翻訳と意味という記事を書きましたが、それ以降も新Google翻訳の精度向上はあちこちで話題になっています*1。 新Google翻訳を使って3700ワードの技術文書を1時間で翻訳した Google翻訳の強化でもっとも得するのは翻訳家という妙 共通して述べられているのは、「新Google翻訳の精度が下訳に使えるレベルになった」「新Google翻訳は、翻訳家にとって大きな助けになる」ということです。 さて、この記事を読む人であれば、ラッダイト運動というものについて聞いたことがある人も多いかと思います。 この運動は、機械によって雇用を奪われた手工業者が起こした機械破壊運動なのですが、このときに対象となった機械は、自動織機のような、人手を置き換えるタイプの機械でした。 それに対して、機械翻訳は、人間の能力を拡張（エンハンス）するタイプのものです。 人間の翻訳家を置き換えるものではなく、翻訳

[takeda25]

書いた。

[kazuhooku]

長期的に言うと自動翻訳で翻訳家は不要になるんじゃないの？

[AKIMOTO]

昔は代筆屋って商売が有ったんですよ

[hagurin_Lv1]

ネオラッダイト運動の先の話

[Cru]

まあ過去に起きたことを敷衍すれば人々は長時間労働から解放されて安くなった産品でより豊かに暮らせるようになったわけで。あ、貨幣錯覚があるのでインフレ必須ですが。インフレは投資インセンティブでもあるし

[minoru0707]

短期的には、英語のスキルを持っている人にとって朗報　かもしれないけど、中長期的には？って話。僕の仕事もいつなくなっちゃうか、考えないとな。

[pongeponge]

一番最後の引用文が印象的だった

[KoshianX]

「人工知能に仕事が奪われる」を具体的に説明した話。まあ生産性が上がるとこういう経緯をたどっていくもんなんだろなあ

[tomo31415926563]

翻訳家は得していないが、みんなは得しているところにリアリティがある。

[gryphon]

チェーンソーを手に入れた木こりと収入のたとえ話は翻訳だけでなく、今でいえば小説や漫画、評論などの商業的な創作活動全般の比喩として使えるかも。

[a1ot]

“実際には、短期・中期・長期という時間がはっきり分かれているわけではないので、単価の低下と市場の拡大は同時進行で起こる。需要は「一旦底をついてから回復する」というより「じわじわと減り続けて安定する」”

[marmotY]

良い例え話。参考になった。

[craftone]

わかりやすい

[gayou]

物語

[kaorun]

翻訳に限らず、個人で細々と小銭を稼ぐような下積みが難しくなって、制作プロダクション化してくんだろうね。