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暗号化かトークン化か──金融データ保護上のメリットとデメリット
金融サービス業界のセキュリティとコンプライアンス問題をめぐり、「暗号化(データ保存と移動時の両方... 金融サービス業界のセキュリティとコンプライアンス問題をめぐり、「暗号化(データ保存と移動時の両方について)かトークン化か」という論議が盛んになっている。PCI DSS(PCIデータセキュリティ基準)やFFIEC(米国連邦金融機関検査協議会)といった情報セキュリティ診断要件(暗号化およびデータ保護について膨大な項目がある)順守のプレッシャーがかかる中、組織はカード所有者などの重要な情報を守るため、最善の方法を求めている。「エンド・ツー・エンド」の暗号化とトークン化は解決策として有望だが、それぞれに明らかなメリットとデメリットがあり、技術投資を行う前に慎重な検討が必要だ。 まずは暗号化について取り上げよう。エンド・ツー・エンドの暗号化とは、保存されたデータを暗号化し、暗号化したまま移動して、最終地点に到達した時点で暗号を解除(復号)することをいう。エンド・ツー・エンドの暗号化は、信頼できるアル
2010/03/02 リンク