新刊『黙読の山』を読む | Mの日記＠古本T「たまにはストレート・ノー・チェイサー」

いちおうメモ。 「芥川賞に諏訪哲史さん、直木賞は松井今朝子さんに決まる」 （Sankei web 2007年7月17日） http://www.sankei.co.jp/culture/bunka/070717/bnk070717004.htm またしても、北村薫は直木賞にふられたようですねぇ。 ともあれ、諏訪さん、松井さん、受賞おめでとうございます。 なお、諏訪さんは「群像新人文学賞」とのダブル受賞。 この連休、現代詩作家の荒川洋治さんの新刊、『黙読の山』（みすず書房）を読みました。 みすず書房から出ている、本や小説のことを中心に扱ったエッセイ集の４冊目。 あまり世間には知られていない、したがってこちらもほとんど見聞きしたことのない作家や小説のことなどが、荒川さん独特の文章とリズムとで、淡々とつづられていきます。この、淡々とした頃合いが、不思議とページを繰らせていくんですよね。 とはいえ