池田香代子氏「民話を殺したのは誰か」連続TW

池田香代子 ケストナー『ぼくが子どもだったころ』 @ikeda_kayoko フォーク（人々の）ロア（知恵）の華、民話は面白くてためになるもの、娯楽であって教訓も含んでいた。例えば、厳しい労働の裏返しで、怠ける事の快楽が語られた（cf.わらしべ長者）。例えば、嘘についての教訓は世界共通で２つ。弱い者は時には嘘ついてでも生き延びろ（とんち話、動物物語）（続 2013-01-26 15:04:15 池田香代子 ケストナー『ぼくが子どもだったころ』 @ikeda_kayoko そして嘘は見抜け。近代国民国家はパロール共同体（cf.ドイツ語を話す人が住むところがドイツ）、これが言語ナショナリズム（前近代は王の領地が王国）。それで近代、言語学や言語史、民俗学等が盛んになった。これらには国民国家の正統性を裏付けるための学問という側面があった（続 2013-01-26 15:10:09 池田香代子 ケス

[kaerudayo]

ナチのゲルマン神話との関係とか、後でいろいろ考えたいな。

[frothmouth]

池田女史の言う意味では柳田國男で良いと思う。だが松谷みよ子は新たな民話が生まれてきていると報告していたはずだ。

[laislanopira]

国民国家づくりのためになった民話収集と、社会規範のためにならない民話の改変

[ueshin]

「民話には、怠けの賞賛や嘘の推奨等、反資本主義的な要素があった」

[flagburner]

『アンソロジスト達は採話したものを再話し、毒抜きをして、新しい時代にふさわしいものにした』→だとすると、民話を「殺した」のは国家だけじゃない気もするけど・・・。