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「田舎の地主が億万長者に」「“タダでもいい”と思っていた土地が1坪100万円」 半導体工場用地バブルに沸く熊本県で何が起きているのか(デイリー新潮)|dメニューニュース
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「田舎の地主が億万長者に」「“タダでもいい”と思っていた土地が1坪100万円」 半導体工場用地バブルに... 「田舎の地主が億万長者に」「“タダでもいい”と思っていた土地が1坪100万円」 半導体工場用地バブルに沸く熊本県で何が起きているのか 食料政策が国の根幹であることは言うまでもないが、わが国では農業人口の減少に歯止めがかからず、農地も年々消失。その“現場”、例えば半導体世界最大手の工場進出に沸く熊本県では何が起こっているのか。ノンフィクション作家・奥野修司氏がレポートする。 *** 熊本空港から北に向かって10分も車を走らせると、水田が広がる先にこんもりと盛り上がった台地が見えてくる。その上に白と黒のコントラストも鮮やかな巨大な建物が森の向こうに立っていた。まるで現代の“山城”だ。 ここは熊本県菊陽町。ニンジンが特産物の小さな町である。それが一躍全国に知られるようになったのは、半導体受託製造で世界最大手のTSMC(台湾積体電路製造)の工場が進出してきたからだ。その工場こそ“山城”の正体である