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部屋にいる時にSiriが勝手に喋りだした理由 - 眠る前に読む小話
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部屋にいる時にSiriが勝手に喋りだした理由 - 眠る前に読む小話
ミチコは思った。彼が出ていった部屋は思ったより寂しい。なくなったのは彼の荷物だけでなく、彼の存在... ミチコは思った。彼が出ていった部屋は思ったより寂しい。なくなったのは彼の荷物だけでなく、彼の存在だった。 彼は、テレビを見てはニュースに怒っていたし、YouTubeで面白い動画を見つけては笑っていた。当時は、うるさいと思ったこともあったけれど、その存在の大切さは、いなくなって初めてわかるものだ。 そんなことを考えながらミチコは部屋のベッドで横になって本を読んでいた。すると、携帯のSiriが起動する音が聞こえた。ティリン すみません。よく聞こえません 「えっ!」と思わず、携帯から身を遠ざける。どうしたの、急に。周りを見渡すが、当然ながら、誰もいない。ここは彼がでていった寂しい部屋だ。誰もいない。 恐る恐る携帯を触ると、そこには、Siriが「すみません。よく聞こえません」という文字が表示されてあった。 「エラーかな」とミチコは考え、その画面を消す。本に戻る。 すると、5分後に、また同じことが起