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マニア増殖する、「知的書評合戦」
「生理痛は、睾丸をわしづかみにされる痛みに匹敵するというツイッターの書き込みを見て、衝撃を受けま... 「生理痛は、睾丸をわしづかみにされる痛みに匹敵するというツイッターの書き込みを見て、衝撃を受けました」 会場に笑いが起こる。つかみは上々。昨秋、紀伊國屋書店新宿南店(東京都)で開かれたビブリオバトルの一コマだ。 ビブリオバトルとは「知的書評合戦」の異名を取る、本のプレゼンゲーム4~6人程度のプレゼンターが5分ずつお薦め本を紹介する。約2分の質疑応答を経て、聴衆が読みたいと思った本に手をあげ、多数決で「チャンプ本」を選ぶ。 冒頭のプレゼンは、マーケティングリサーチ会社勤務の安村正也さん(45)による『生理用品の社会史』の紹介だ。「男の僕がこのような公の場でナプキン、タンポンと連呼するのも何ですが」と笑いをとりながら、「生理をタブー視するのではなく、その裏に女性の歴史があることを本を手にとって知ってほしい」と締めくくった。 安村さんはビブリオバトル出場55回を数えるベテラン。 「プレゼンの上手
2014/12/26 リンク