新たに浮上した中村哲医師を襲った｢真犯人｣

アフガニスタンで、緑化事業などに取り組んでいた中村哲医師が殺害された。医療施設拡充や灌漑事業に尽力した「地域の英雄」（アフガンのガニ大統領）が犠牲となった痛ましい事件だ。 9日までに2人が逮捕され、武装グループによる計画的事件ということは判明しているが、「犯人は誰で、なぜ犯行に至ったのか」という点は謎のままだ。当初はイスラム過激派によるテロの可能性が取り沙汰されたが、犯行声明もいまだ出ていない。浮上しているのが現地での「水利権」が悲劇を生んだとの見方だ。 強い殺意がうかがえる犯行 事件が起きたのは4日、パキスタンとの国境に近い東部ナンガルハル州の州都ジャララバードだ。 複数の現地報道を総合すると、中村医師は現地時間4日午前8時ごろ宿舎を出発し、25キロほど離れた用水施設の工事現場に向かっていた。武装グループは自動小銃AK47（カラシニコフ）や拳銃で武装し、2台の車に分乗し、中村医師の車を追

[gimonfu_usr]

（　「水争いの可能性」説　）

[kaos2009]

温暖化による世界的な異常気象にも遠因が