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女の本屋 > わたしのイチオシ > 「読むこと 書くこと 行うこと」の女性群像―『農家女性の戦後史―日本農業新聞「女の階段」の五十年』(姉歯暁・著) ◆評者 米田佐代子
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女の本屋 > わたしのイチオシ > 「読むこと 書くこと 行うこと」の女性群像―『農家女性の戦後史―日本農業新聞「女の階段」の五十年』(姉歯暁・著) ◆評者 米田佐代子
丸岡秀子さんと「女の階段」 この本を手にした時、すぐに丸岡秀子さんを思い出した。長野県佐久の出身で... 丸岡秀子さんと「女の階段」 この本を手にした時、すぐに丸岡秀子さんを思い出した。長野県佐久の出身で、戦前から農村女性問題を研究、戦後は女性の平和運動に取り組みながら、一貫して「農村の女性自身が自分を解放する」ことを訴え続けた方である。 この本の舞台とは1967年日本農業新聞の「くらし面」に新設された「女の階段」という投書欄で、1976年に<全国「女の階段」読者の集い>が開催されて以来、2018年に第16回を迎えた現在まで、途切れることなく続いてきた「女たちの発信」の場だが、丸岡秀子さんはずっとこの活動を応援・指導し、最初の集いには講師として招かれている。 わたしたちが長野県に「らいてうの家」をオープンした時、「信州ではらいてうさんより丸岡さんのほうが有名」と言われ、「らいてうは雲の上の人、丸岡さんは地べたに下りてきた人」と比較されたこともあった。 しかしらいてうは丸岡さんを深く信頼し、国際
2018/10/23 リンク