【特別寄稿】イスラエルにおけるコロナ禍──ユダヤ教超正統派と世俗派のあいだで｜山森みか

ゲンロンカフェではこの4月、当時ドイツ在住だった高橋沙奈美さんに、同地およびロシア、ウクライナの東方正教会におけるコロナ禍への反応と対応についてレポートをいただきました。今回はコロナ禍における世界の宗教を知る企画の第2弾として、イスラエル在住の山森みかさんに、同地の社会状況とユダヤ教についてレポートをいただきます。イスラエルの文化は、日本ではそれほど知られていないのではないでしょうか。山森さんの著書『「乳と蜜の流れる地」から──非日常の国イスラエルの日常生活』（新教出版社）によると、「ユダヤ人であれば、好むと好まざるとにかかわらず、宗教と民族は一致する」とのこと。全世界に降りかかったコロナ禍に対して、宗教的慣習が人々のふるまいを大きく規定しているイスラエル社会では、どのような対応がなされたのでしょうか。 6月5日（金）19:00より、山森さんとビデオ通話をお繋ぎし、上田洋子が聞き手となって

[y-mat2006]

イスラエルでのコロナ禍の現地からのレポート。ユダヤ教徒の国ではなく、ナチの人種法で「ユダヤ人」と規定された人々も国家として保護する世俗の国家イスラエル。

[palsy]

「人間にとって本質的に必要なものとは」

[aquatofana]

へえ。ユダヤ人とは本来血筋ではなくユダヤ教を信じる人という定義だと習ったことはあったけど、イスラエル人の定義はそれとは違って、超正統派だけが昔の考えなのね。あとデモの権利についてもなかなか面白い。

[gimonfu_usr]

（"デモをすれば効果があるからやるというよりも、そういう時はどうしても広場で集まりたいという強い欲求が感じられる" ） （　イスラム女性の医学部進学枠の話はめちゃ興味深い。）

[nikunonamae]

宗教的戒律ゆえに超正統派が世俗派から顰蹙を買った一方で、アラブ系イスラエル人は医療従事者の多さや指導者が機敏に対応したことから政府と連携し（基本的に不参加である戦争と違い）一体感が醸成された、らしい

[taskapremium]

超正統派の人々は、定められた規定を厳格に守って生活しており、生涯をユダヤ教の経典であるトーラーの学習にささげるのがよしとされているため、兵役には就かない。超正統派の男性は、揉み上げとひげを伸ばし、夏>