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和歌山県に見る、クラスターを防いだ柔軟さと決断力
新型コロナウイルスへの感染が疑われる人への早期検査と、濃厚接触者をはじめとした関係者の追跡を徹底... 新型コロナウイルスへの感染が疑われる人への早期検査と、濃厚接触者をはじめとした関係者の追跡を徹底することで、初期段階での感染拡大(クラスター)を防いだ和歌山県。現場のトップとして対応した福祉保健部・野尻孝子技監に話を聞いた。 2月初旬、和歌山県の済生会有田病院で、医師と患者に新型コロナウイルスへの感染が疑われる事象が発生した。この時点で、県内に感染者は発生しておらず、政府のガイドラインは、「中国への渡航歴がある人」か「重症者」であれば、新型コロナウイルスを調べるPCR検査をするというものだった。 政府のガイドラインには当てはまらなかったが、和歌山県福祉保健部・野尻孝子技監は検査を行う決断をした。 その結果は陽性。もし、ガイドラインに従って検査しないでいれば、病院内で感染拡大(クラスター)が起きていた可能性もあった。柔軟な考え方で、独自の判断をしたことがクラスターの防止につながった。 「もう
2021/01/02 リンク