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中国のアジア太平洋での覇権を黙認する豪州
豪国立大学のヒュー・ホワイト教授が、2月9日付ニューヨーク・タイムズ紙掲載の論説で、トランプ政権の... 豪国立大学のヒュー・ホワイト教授が、2月9日付ニューヨーク・タイムズ紙掲載の論説で、トランプ政権のアジア政策の下では、豪州は次第に中国のアジア太平洋地域での指導的地位を黙認するようになるだろう、と述べています。要旨、次の通り。 トランプ大統領と豪州のターンブル首相との電話会談(注:トランプが、米豪間の難民受け入れ合意を「史上最悪の合意」と評し、電話会談を一方的に切り上げた)で、豪州人はもはや米国を信用できないと考えるようになった。トランプ大統領の振る舞いの結果、豪州は米国から離れ、中国により近づくだろう。 オバマの中身のない「アジアへの軸足移動」により、豪州は米国には戦争によることなく、たくみに中国の野心に抵抗する決意があるとの信頼感が揺らいだが、トランプはその信頼感をさらに揺るがせた。 これは豪州の望むところではない。基本的価値観で豪州ほど米国に近いと感じる国は無い。 しかし、中国は豪州
2017/03/14 リンク