ボルネオ島に住む小型アジアゾウ、ジャワ絶滅種の生き残りか WWF報告

マレーシア・ボルネオ（Borneo）島東部サバ（Sabah）州で見られたボルネオゾウ（2005年6月撮影）。(c)AFP/WWF-CANON /A.CHRISTY WILLIAMS 【4月22日 AFP】マレーシアのボルネオ（Borneo）島に住む小型のアジアゾウ「ボルネオゾウ」は、数世紀前にインドネシアのジャワ島（Java Island）で絶滅したゾウの生き残りかもしれない。世界自然保護基金（World Wildlife Fund for Nature、WWF）が17日、このような研究結果を発表した。 研究は、アジア各地に生息するアジアゾウより小型でおとなしいこのボルネオゾウが、かつての統治者によってボルネオ島に持ち込まれ、ジャングルに放置されたとしている。数百年前、ゾウは統治者同士の贈り物としてアジア中を移動することがしばしばあったというのだ。 ボルネオゾウがどこで生まれ、なぜボルネオ

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WWFのJunaidi Payne氏は「繁殖力のある1対の雌雄が適切な生息地に妨害を受けることなく残されれば、300年以内に2000頭まで増えることは理論的には可能だ」と説明し、それが実際に起こったことだとの見方を示している。