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内戦・略奪・劣化の危機にさらされる太古の洞窟壁画、ソマリア
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内戦・略奪・劣化の危機にさらされる太古の洞窟壁画、ソマリア
ソマリア、ラース・ゲール(Laas Geel)洞窟の壁画(2011年3月31日撮影)。(c)AFP/Tony KARUMBA 【4月26... ソマリア、ラース・ゲール(Laas Geel)洞窟の壁画(2011年3月31日撮影)。(c)AFP/Tony KARUMBA 【4月26日 AFP】ソマリア北部の乾ききった大地には、有名なラース・ゲール(Laas Geel)の洞窟(どうくつ)がある。中に入ると、太古の動物や人間が所狭しとせめぎ合うカラフルな壁画に迎えられる。約5000年前に描かれた、アフリカで最も古いとされる壁画だ。 ハルゲイサ(Hargeisa)近郊に位置し、10の洞窟から成るラース・ゲールは、ソマリ語で「ラクダが水を飲む穴」を意味する。かつては2本の川の合流点に当たっていた。家畜を連れた牛飼いたちが天井や壁面に描いた絵は、赤、茶、白、オレンジの4色が使用され、当時の農村の生活を生き生きと今に伝える。 壁画は2002年、フランスの考古学チームにより発見された。この洞窟は以前は村人たちから「悪魔が住んでいる」と恐れられ、誰