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フィリピンの「ゴールデン・ゲイ」 仲間と生きるための女装ショー
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フィリピンの「ゴールデン・ゲイ」 仲間と生きるための女装ショー
フィリピン・マニラのゲイたちのグループ「ゴールデン・ゲイ」のショーに出演する82歳のアル・エンリケ... フィリピン・マニラのゲイたちのグループ「ゴールデン・ゲイ」のショーに出演する82歳のアル・エンリケスさん(中央、2018年7月16日撮影)。(c)AFP PHOTO / NOEL CELIS 【8月13日 AFP】フィリピンの首都マニラの荒れた街角の宴会ホールで、アル・エンリケスさんはまるで脱皮するように、擦り切れた露天商の服を脱ぎ捨てた。次にまとったのは、紗(しゃ)のガウン。ブロンドのカールのかつらをかぶると、きらめく流行の最先端といった雰囲気が醸し出された。高齢の貧しいゲイたちのためのビューティーショー。出演者の中で、82歳のエンリケスさんはスターの一人だ。 だが、これは低俗なやじの飛ぶ観光客向けの女装ショーではない。彼のような同性愛者の男性たちの共同体が、自活していくために数十年間続けている取り組みの一環だ。彼らは自分たちを「ゴールデン・ゲイ(黄金のゲイ)」と称しているが、それは本当