ウクライナへのグリペン供与計画中断、F16配備を優先 スウェーデン

スウェーデン・ゴトランド島の上空を飛行する同国空軍のJAS39グリペン戦闘機（2022年5月11日撮影、資料写真）。(c)Henrik MONTGOMERY / various sources / AFP 【5月29日 AFP】スウェーデン国防省は28日、AFPに対し、同国製の戦闘機JAS39「グリペン（Gripen）」のウクライナへの供与問題について、他の支援国によるF16戦闘機の供与を優先させるのに伴い、計画を中断する方針を明らかにした。 同省のポール・ヨンソン（Pal Jonson）報道官は「対ウクライナ空軍支援国グループの他の諸国がわが国に対し、グリペンシステムの供与を待つよう要請してきた」と語った。 他の諸国としては、「二つの戦闘機システムを同時導入することに伴い複雑性が増す」ことに加え、「まずウクライナ空軍へのF16システム導入に注力する必要がある」ことを理由として挙げていると