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内輪の「令和」肯定、外に開くのはイチロー流 大澤真幸:朝日新聞デジタル
「平成」から「令和」に元号が変わる。グローバルで通用する西暦が使われることも増えている中、新元号... 「平成」から「令和」に元号が変わる。グローバルで通用する西暦が使われることも増えている中、新元号はなぜここまで話題を呼んでいるのか。社会学者の大澤真幸さん(60)は、日本特有のナショナルプライドの持ち方が影響しているとみる。どういうことなのか。 ――国書が典拠の初の元号に注目が集まりました。 「新元号の発表でここまで盛り上がったのは意外でした。初めてではないでしょうか。『大化』以来の1300年超の歴史があるとはいえ、最初は日常的に使っていたのは朝廷があった畿内くらいだったでしょう。近代以降の改元は天皇の死去とほぼ同じで、昭和から平成への改元は自粛ムードが漂っていた。対照的に今回は『元号ブーム』と言えるほど。元号=和暦ですが、盛り上がりとは裏腹に暦の本来のあり方には反していることが浮き彫りになりました」 ――どういうことですか。 「暦とは本来、社会の拡大志向を駆動原理とした時間のシステムです
2019/04/25 リンク