合宿免許の若者よ、ぜひ静岡の湘南へ 牧之原の自動車学校が移住PR：朝日新聞デジタル

静岡県の人口減少に歯止めがかからない。今年2月には360万人の大台を割った。低落の大きな要因が若者の流出だ。現状打開へ県外に出て行くのを引き留めるのも大事だが、入ってくるのを逃す手もない。発想を転換させたユニークな取り組みが、県内の自動車教習所で始まった。（中村純） 「静岡の湘南に行ってみませんか」――。若者にそんな誘い文句をかけるのは、牧之原市で「榛南（はいなん）自動車学校」を経営する水野悦裕さん（65）だ。 首都圏から免許取得のためにやってきた学生らを自分の車に乗せ、教習所近くの静波海岸へ向かう。浜辺に腰を下ろし、「ここはサーフィンが盛んで気候も温暖」とガイド役を務めながら、最後はこう締める。「良かったら住んでみない」 同校の合宿免許には毎年3千人の若者が全国から集う。この数字は、昨年度に県内から首都圏の大学に進んだ高校生の半数に匹敵する。 合宿生の多くが関東圏や中京圏の大学や専門学校

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「学生らを自分の車に乗せ、教習所近くの静波海岸へ向かう。浜辺に腰を下ろし、『ここはサーフィンが盛んで気候も温暖』とガイド役を務めながら、最後はこう締める。『良かったら住んでみない』」@hainan_ds