「敬老乗車証制度」利用者負担引き上げへ 仙台市：朝日新聞デジタル

【宮城】70歳以上の仙台市民が低額でバスや地下鉄を利用できる「敬老乗車証制度」をめぐり、市は利用者の負担割合を、現在の10%から25%に引き上げる方針を決めた。2024年10月の実施を目指す。高齢化で事業費が増え続けていることから、将来的に持続可能な制度にすることが目的だ。 15日、高齢者団体関係者や学識経験者らでつくる市社会福祉審議会の老人福祉専門分科会に方針を伝え、了承された。これまで負担割合が5%だった低所得者は、10%に引き上げる。11月27日～12月26日にパブリックコメントを募り、その結果を踏まえて分科会で審議後、市議会2月定例会に条例改正案を提出する予定。 敬老乗車証制度は、高齢者の社会参加を促すため、1973年に導入された。当初は無料だったが、2002年に利用者負担を導入。12年から10%と負担を少しずつ引き上げてきた。 市によると、事業費は一般財源から支出され、19年度に