鶏卵汚職のアキタフーズ元代表が語る 動物への配慮に「反対」した訳：朝日新聞デジタル

「アニマルウェルフェア」という言葉を、日本国内に広く知らしめた「事件」が2020年から21年にかけてありました。吉川貴盛・元農林水産相が収賄罪で有罪となった「鶏卵汚職事件」です。 事件から3年近くが経った10月上旬、贈賄側だった鶏卵大手アキタフーズの元代表、秋田善祺（よしき）氏（90）を取材しました。秋田氏は何を語ったのか。そして日本におけるアニマルウェルフェア畜産のゆくえは――。 現場へ！ 鶏たちの「福祉」はいま⑤ 吉川元農水相がその在任中、アキタフーズの秋田氏から賄賂を受け取っていた疑惑が発覚、21年1月に両者が在宅起訴された「鶏卵汚職事件」（2人とも有罪確定）。秋田氏は当時農水相の吉川氏に賄賂を渡し、国際獣疫事務局（WOAH）がアニマルウェルフェア（動物福祉）に配慮した国際基準を策定するのに、日本として反対するよう要請していた。 事件から3年近くが経った10月上旬、東京・新橋のビル4

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鶏卵大手アキタフーズの元代表、秋田善祺氏「国がアニマルウェルフェア畜産に補助金を出すべきじゃないですか」「生産者が一番こわいのは消費者。消費者を敵に回したらいけんのです」。消費者の変化こそが必要、と。