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北海道新幹線、トンネル難工事を視察 座長「開業時期に幅持たせる」:朝日新聞デジタル
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北海道新幹線、トンネル難工事を視察 座長「開業時期に幅持たせる」:朝日新聞デジタル
北海道新幹線の札幌延伸工事が遅れている問題で、2030年度末としてきた開業時期を再検討する国土交通省... 北海道新幹線の札幌延伸工事が遅れている問題で、2030年度末としてきた開業時期を再検討する国土交通省の有識者会議の委員らが27日、工事が難航している北海道南部の「渡島トンネル」の掘削現場を視察した。座長の森地茂・政策研究大学院大学客員教授は、新たな開業時期の目標について「ある程度幅を持たせることになる」との考えを示した。 渡島トンネルは現在の終着駅・新函館北斗駅から札幌方面へ向かって最初のトンネルで、北斗市、厚沢部(あっさぶ)町、八雲町にまたがり、長さ32.7キロ。今回の視察にあわせて、工事が3~4年遅れている台場山工区(北斗市、3500メートル)の掘削現場が初めて報道陣に公開された。 同工区は通常より崩れやすく圧力が高い軟弱な地質で、22年3月にはトンネル坑内に土砂(推定350立方メートル)が流入するなどして、工事再開まで7カ月かかった。掘削前に崩れにくくする処置や、圧力に強い構造にする