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ガザ最大病院長「集中治療室の患者全員失った」電気、水、食料も不足:朝日新聞デジタル
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ガザ最大病院長「集中治療室の患者全員失った」電気、水、食料も不足:朝日新聞デジタル
イスラエル軍が占拠しているガザ地区最大のシファ病院のサルミヤ院長は17日、カタールの衛星テレビ局ア... イスラエル軍が占拠しているガザ地区最大のシファ病院のサルミヤ院長は17日、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラに対し、「集中治療室の患者全員を失った」と明らかにし、患者ら7千人の民間人がとどまる病院は「巨大な刑務所」「集団墓地」と化したと語った。 サルミヤ氏は「亡くなる人に痛み止めを与えることしかできない。電気も水も食料も残されていない。刻々と命を失い、一晩で22人が亡くなった」と訴えたという。 ガザの医療態勢は危機的な状況が続く。アルジャジーラは同日、世界保健機関(WHO)が、ガザに野戦病院を設ける必要性を訴えていると報じた。パレスチナ自治区におけるWHOの代表者によると、イスラム組織ハマスの大規模攻撃以前、ガザの病院には3500の病床が確保されていたが、現在は使用可能数が1400まで減っている。さらに、治療のためにガザからエジプトへと搬出する必要のある重症患者が、1日あたり50~60人