英スコットランド保守党の党首が辞任、ジョンソン首相に打撃

英与党・保守党のスコットランド支部であるスコットランド保守党のデービッドソン党首が辞任した。保守党にスコットランドで地盤を回復させた立役者とされる同氏の辞任は、ジョンソン首相が欧州連合（ＥＵ）離脱を巡り総選挙を戦う場合に打撃となりそうだ。 デービッドソン氏は辞任の決断を党幹部に伝えた書簡を自身のツイッターアカウントで公表した。辞任は個人的な理由によるとしているが、書簡の中にジョンソン氏を支持する言葉はなく、ＥＵ離脱問題は自身に「葛藤」をもたらしたと認めた。ジョンソン氏とは過去に見解の相違が何度も公になっていた。 2017年の総選挙で当時のメイ首相率いる保守党はイングランド、ウェールズで議席を失う一方、スコットランドでは１議席から13議席へと躍進し、同党の政権維持を可能にした。またＥＵ離脱を受けてスコットランドでは再び英国からの独立を問う住民投票実施の機運が高まっているが、英国の統一を守る保