日銀の利上げも前提に運用を、地銀の円債リスク大きい－和キャピタル

日銀による20日のＹＣＣ修正後、10年国債の利回りは約７年半ぶりの高水準まで急上昇した。地銀が保有する債券の大半は国内債。海外金利の上昇で、低金利環境下に保有を増やした外債の含み損が先行して膨らんでおり、円金利の上昇はこれに追い打ちをかけかねない。 ＳＭＢＣ日興証券の佐藤雅彦シニアアナリストのリポートによると、上場地銀は９月末時点で既に円債で約6280億円の含み損を抱える。日銀が10月に公表した金融システムリポートによれば、2021年度の金融機関の円金利リスク量は02年度以降で最高。金融庁も金利上昇が地銀に与える影響を注視している。 「地銀の有価証券運用は余資運用で、取りあえず国債を買っておけば良いという考えだった」と小栗氏。「金利低下局面では功を奏した面はある」とした上で、金利上昇で市場環境が変化する現在は、売買益も資金利益と同じ収益だという発想に変えていかないと「対応ができない」と述べ

[luspha]

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