中国アリババ、主要部門の経営権放棄を検討－事業再編完了後に

中国のアリババグループは、2500億ドル（約33兆円）規模の自社事業を電子商取引やメディア、クラウドなど６つの主要部門に分割する大改革を完了した後、一部の主要部門の経営権を徐々に手放すことを検討する方針だ。 28日に発表されたこの歴史的な再編により、各部門のより自律的な運営が可能になり、独自に新規株式公開（ＩＰＯ）を目指すことになる。張勇（ダニエル・チャン）最高経営責任者（ＣＥＯ）は30日の電話会議で再編について説明したが、新会社のＩＰＯ時期については明言を避け、市場環境を見極めると述べるにとどめた。