インフレで生活防衛意識高まる､貯蓄率が上昇-コロナ貯蓄の上積み続く

コロナ禍からの経済正常化に伴い低下傾向にあった家計の貯蓄率が、増加に転じた。インフレによる生活防衛意識の高まりが支出抑制に働いているとみられ、コロナ貯蓄が消費を活性化する期待感は薄れつつある。 内閣府が13日発表した家計貯蓄率の推計によると、可処分所得に占める家計の貯蓄率は23年４ー６月期（季節調整値）に1.8％と５期ぶりに増加に転じた。感染拡大ピーク時の20年同期の21.5％に比べて大幅に低下したものの、前期比で0.4ポイント上昇。コロナ前の15ー19年の平均1.2％も0.6ポイント上回った。

[luspha]

期待インフレが高まっても消費を前倒しするということは起きない(結論) "経済正常化に伴い低下傾向にあった家計の貯蓄率が、増加に転じた。インフレによる生活防衛意識の高まりが支出抑制に働いているとみられ..."

[facebooook]

“給付金などによって積み上がった貯蓄は約60兆円と試算「インフレの影響を受けて支出を抑えたいという影響が強くなりつつある」「コロナ貯蓄が取り崩されて消費が高まる期待はほとんどなくなった」”