香港の希少なタウンハウス、不動産不況で取り壊し回避も－Open House

香港の高級住宅街、ミッドレベル（半山区）にある1920年代の４階建てタウンハウスは、戦時中の連合軍の爆撃を生き延び、同地区のテラスハウスや豪邸がタワーマンションに取って代わられた1970年代から80年代にかけての取り壊しの波も逃れた。今、不動産不況がこのネオクラシカルな建物の保存に役立つかもしれない。 低層物件は再開発のために解体されることが多い。しかし、高台にあるミッドレベルのようなファッショナブルなエリアであっても、需要の崩壊と住宅ローン金利の高騰がその計算を塗り替えた。特にボナムロード（般咸道）35番地のような小さな区画の場合、プロジェクトを実行可能にするには近隣の土地を取得する必要がある。 不動産市場の不況はますます深まっている。デベロッパーが土地の仕入れを控えているため、土地売却による今年の政府収入は過去最低となる見込みだ。土地登記所の今年11カ月間のデータによれば、住宅販売は過

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“「ボナムロード35番地」は築100年のバルコニー付きタウンハウス”