投資初心者にも長期目線浸透、相場暴落で大きな動揺なし－楽天証社長

楽天証券の楠雄治社長は６日に開いた決算会見で、日本株相場の急変動に対する影響について、投資信託で若干の解約はみられるものの大きな動揺はないとし、経験の浅い投資家を含めて「長期投資のスタンスや考え方が浸透してきている」との考えを示した。 同証は、日本株の変動幅が大きくなった先週から、連日、ホームページや電子メールなどで顧客向けに情報を発信。楠氏は、一貫して「冷静になってほしい」と呼びかけていると説明した。過去に10％を超える大幅下落は何度も起きたが、長期的に見れば相場は上昇しており、「市場に向き合っている限りはこういったことはある」との認識を示した。 日経平均株価は７月に史上最高値を更新するなど好調に推移していたが、５日の日本株市場で12％安と大幅続落し、終値ベースの下落率としてはブラックマンデーのあった1987年10月以来の大きさを記録した。一方で、６日の日経平均株価は大幅反発し、上昇率は