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縄文人の石神 大形石棒にみる祭儀行為/谷口 康浩 編/六一書房/ 縄文人の作り出した最大級の道具である石棒。当時の文化・社会において重要な役割を演じた儀礼具と予想されるものの、その有り様は多彩である。本書は石棒にかかわる行為のパターンに注目して、その実態に迫る。 冒頭で、同一性、完成品概念、変形・転用、継承などを具体的課題として挙げ、これを受けて、まず群馬を舞台に石材産地・製作・流通の実態が検討される。続いて研磨や穿孔、切断、住居への敷設などの行為が整理されるが、その過程でこれらを儀礼行為とみるか実用
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縄文人の石神 大形石棒にみる祭儀行為/谷口 康浩 編/六一書房/ 縄文人の作り出した最大級の道具である石棒。当時の文化・社会において重要な役割を演じた儀礼具と予想されるものの、その有り様は多彩である。本書は石棒にかかわる行為のパターンに注目して、その実態に迫る。 冒頭で、同一性、完成品概念、変形・転用、継承などを具体的課題として挙げ、これを受けて、まず群馬を舞台に石材産地・製作・流通の実態が検討される。続いて研磨や穿孔、切断、住居への敷設などの行為が整理されるが、その過程でこれらを儀礼行為とみるか実用
<内容> 縄文人の作り出した最大級の道具である石棒。当時の文化・社会において重要な役割を演じた儀礼具... <内容> 縄文人の作り出した最大級の道具である石棒。当時の文化・社会において重要な役割を演じた儀礼具と予想されるものの、その有り様は多彩である。本書は石棒にかかわる行為のパターンに注目して、その実態に迫る。 冒頭で、同一性、完成品概念、変形・転用、継承などを具体的課題として挙げ、これを受けて、まず群馬を舞台に石材産地・製作・流通の実態が検討される。続いて研磨や穿孔、切断、住居への敷設などの行為が整理されるが、その過程でこれらを儀礼行為とみるか実用具への転用とみるかという大きな課題を改めて問う。竪穴住居での出土状況を分析からは火入れのパターン、出土位置・遺物のセット関係などから石棒祭祀の変質や象徴観念を論じ、さらに、比較対象として、東北と中四国のあり方や、土製品への転写を論じる。 このような多角的視点による本論集は単に石棒にとどまらず、先史時代の儀礼に迫る方法論の試行錯誤の成果でもある。 <
2013/09/13 リンク