エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
帝國銀行、人事部15 - 事実はケイザイ小説よりも奇なり
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
帝國銀行、人事部15 - 事実はケイザイ小説よりも奇なり
「労働組合ですか」田嶋がやっと声を出す。 「そうです。私が管理監督者であることの理不尽さを教えてく... 「労働組合ですか」田嶋がやっと声を出す。 「そうです。私が管理監督者であることの理不尽さを教えてくれたのは、当行の労働組合の方ではなく、社外の金融機関の労働組合の方です。まだ加入はしていませんがね」 『やはり外部の労働組合だったか』田嶋は背中を冷や汗が流れたような気がした。 銀行の人事部にとって、外部の労働組合が経営に関与してくることは避けねばならないミッションの一つだ。田嶋の担当店から、外部の労働組合、通称『第二組合』へ加入した従業員が出た場合には、支店長や副支店長のみならず田嶋自身も責任を取らされる可能性がある。銀行業界で知られている外部の労働組合は、いずれも経営に対立し、支店運営を難しくする。第二組合への加入者が出た場合は、第二組合から要求が次から次へとなされる。他の従業員からも多大な不満が噴出することもある。 「外部の労働組合とは、どちらの労働組合ですか」田嶋は目を細め、少し身を乗