漁で栄えた坂の横浜、地元じゃ「ハマ」でなく「横」と呼ぶ【ぐるっとわがまち坂町エリア㊦】 | 中国新聞デジタル

広島県坂町の横浜地区を地元では誇りを持って「横」と呼ぶ。かつてカタクチイワシ漁が盛んで船団を組み玄界灘を越え、朝鮮半島まで渡った歴史も。その活気は船形のみこし「ひき船」を奉納する秋祭りに受け継がれている。 江戸中期から伝わる。荒海を乗り越えるようにみこしを上下左右に揺らす。長さ約10メートル、重さ約700キロのみこしを約60人が担ぐ。坂横浜港のバス停近くを出発し、3キロ離れた坂八幡神社（坂東）まで練り歩く。 「横のつながりを象徴する伝統行事。後世に残したい」。横浜西の大段文明さん（68）は力を込める。みこしを所有する横浜戸主会の理事を務め、今年は来月8日にある祭りを楽しみにしている。

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広島県坂町の横浜地区を地元では誇りを持って「横」と呼ぶ。かつてカタクチイワシ漁が盛んで船団を組み玄界灘を越え、朝鮮半島まで渡った歴史も。その活気は船形のみこし「ひき船」を奉納する秋祭りに受け継がれて