クロアワビ、たくましく育て 水産高生ら生産の稚貝、志摩市の海に放流：中日新聞Web

志摩市の県立水産高校水産資源科アクアデザインコースの三年生十五人が二十五日、校内で種苗生産し約二年七カ月育ててきたクロアワビの稚貝を、同市阿児町安乗の海に初めて放流した。生徒たちは地元の海女ら約二十人が見守る中、胴長を着用して磯の岩場まで下り、魚に狙われにくい岩の隙間や石の下に、手で一つ一つクロアワビの稚貝を置いていった。 （鈴木沙弥） 同コースでは地域課題解決の学習の一環で二〇二〇年から、近年漁獲量が激減しているクロアワビの養殖に取り組んでいる。クロアワビはアワビの中でも高値で、地域の漁業者に貢献でき、生息する水深も浅いため生徒が放流しやすいことから選んだ。...

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近年漁獲量が激減しているクロアワビの養殖に取り組んでいる。クロアワビはアワビの中でも高値で、地域の漁業者に貢献でき、生息する水深も浅いため生徒が放流しやすいことから選んだ。