観光列車導入に向け準備着手へ ハピラインふくい：日刊県民福井Web

最短で２７年春目指す 来年春の北陸新幹線県内開業後、並行在来線の県内区間（現ＪＲ北陸線石川県境－敦賀）の運行を担う第三セクター「ハピラインふくい」は本年度から、観光列車の導入に向けた準備に着手する。県が提供サービスや運行ルートについて利用者の需要を探る調査に入り、最短で二〇二七年春の運行開始を目指す。 観光列車は地元食材を使った食事や、車窓からの景色などを楽しみながら旅行できる特別仕様の列車。全国各地でＪＲや私鉄が導入しており、北陸三県では石川県の「花嫁のれん」（ＪＲ西日本）、富山県の「一万三千尺物語」（あいの風とやま鉄道）などが代表例。福井県関係では、ＪＲ西が二四年秋に新しい観光列車を導入し、最初の運行ルートとして敦賀から小浜線、舞鶴線、京都丹後鉄道を経由して、山陰線の城崎温泉（兵庫県）までを結ぶことを明らかにしている。 ハピラインふくいの観光列車は営業区間に加え、ＪＲ小浜線、越美北線の