悪路も人生も「落ちない限り死なない」 道路愛好家の鹿取茂雄さん：中日新聞Web

日本全国に張り巡らされた国道の中には、幅が狭くて路面状況がひどい道もある。岐阜市の会社員、鹿取茂雄さん（46）は、そんな悪路を訪ね歩き、魅力を「道路愛好家」としてテレビなどで伝えている。訪ねて回るうちに「心に余裕ができた」という。果たして、悪路の魅力とは一体－。 （大谷津元） 2000年9月、運転免許を取って初めてドライブしたのが悪路でした。岐阜市と金沢市を結ぶ国道157号です。夜中に1人で岐阜を出発して市街地を抜けると、道幅がどんどん狭くなっていきました。これはまずいと思った頃には険しい山道。心細くなったとき、ヘッドライトに照...