タツノオトシゴの陸上養殖技術、海外移転 ３年かけ確立へ：中日新聞しずおかWeb

静岡商工会議所などでつくる新産業開発振興機構（静岡市清水区）は、東海大海洋学部（同）と共同研究を進めるタツノオトシゴの陸上養殖技術の海外移転に乗り出すと発表した。今後三年で移転に適した養殖システムを確立し、ベトナムやミャンマーへの売り込みを目指す。 （五十幡将之） 同機構などは二〇〇五年に駿河湾地域の産業振興プロジェクトを設立し、一〇年からタツノオトシゴの研究を始めた。一度に数百匹の稚魚が生まれるものの一〜二割という生存率の低さが産業化のネックとなっていたが、無菌の地下水を活用したり餌を工夫したりして近年では八〜九割まで残せるようになったという。

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「今後三年で移転に適した養殖システムを確立し、ベトナムやミャンマーへの売り込みを目指す」「タツノオトシゴは、中国などで滋養強壮の漢方薬として一キロ数万円〜数十万円で取引されているという」