「能登救う」東洋大生の手で ボランティア 献身的活動：北陸中日新聞Web

合宿で縁 ２市１町へ切れ目なく送る 能登半島地震の被災地で青いビブス姿の学生ボランティアが献身的な活動を続けている。首都圏が拠点の東洋大だ。陸上や相撲などスポーツの強豪で、半島で合宿するなど結び付きがある。今夏の合言葉は「能登を救う」。過去の大震災でも全国有数の実績がある大規模な学生派遣を実施。１カ月間にわたる長期支援チームを組織し、総勢１１０人超を２市１町の計６カ所に切れ目なく送り込んでいる。 （前口憲幸） 炎天下。３人がかりで被災した神社のがれきを運び出したり、解体されたコンクリート壁を動かしたり。境内では草むしりにも励む。猛暑のテントで支援物資を仕分けし、訪れた被災者の声に耳を傾ける。仮設住宅を回って個々の要望を聞き、学童クラブでは子どもたちと一緒に笑う。学生たちが抱く理念は「他者のために自己を磨く」だ。 全国どこでもエリアを問わず、被災地に全力で手を差し伸べる。その歴史は２０年前の

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「学生とともに被災者に寄り添う。力になりたいし、後押ししたい。大学として能登にはゆかりがある。恩返ししたい」（高山直樹教授：社会福祉学）https://www.toyo.ac.jp/social/csc/