「アラブ人はテロリスト」というハリウッドのイメージを変えたい アラブ系女性監督の決意｜シネマトゥデイ

ジャッキー・リーム・サッローム監督 パレスチナのヒップホップシーンを初めてカメラで捉えたドキュメンタリー映画『自由と壁とヒップホップ』の特別試写会が11日、渋谷の映画美学校で行われ、ジャッキー・リーム・サッローム監督が本作の裏側について語った。 映画『自由と壁とヒップホップ』写真ギャラリー イスラエル領内のパレスチナ人地区で生まれた初のヒップホップグループで、アラビア語ラップの先駆者であるDAM。彼らはイスラエルによる占領から生じる貧困、差別といった絶望的な状況をラップで歌うことで、「自由であれ」とメッセージを送り続けてきた。本作は、分離壁や検問所によって隔てられながらも、それぞれの地区で活躍するパレスチナ人ヒップホップグループを集めて音楽フェスを行おうとするDAMの活動を中心に、彼らが抱える社会的問題や複雑な歴史的背景を映し出している。 ADVERTISEMENT アラブ系アメリカ人女性