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企画展「芝辻理右衛門家文書と堺の鉄炮鍛冶」<令和6年3月16日~6月9日>
芝辻(しばつじ)理右衛門(りえもん)家は、江戸時代初期よりその活動が確認でき、堺の鉄炮鍛冶の代表... 芝辻(しばつじ)理右衛門(りえもん)家は、江戸時代初期よりその活動が確認でき、堺の鉄炮鍛冶の代表者であった「五鍛冶」のひとつです。令和5年12月、同家に伝わった芝辻理右衛門家文書107点を新たに堺市指定有形文化財に指定しました。 本展ではこれを記念して、伝えられた文書をもとに、近世初期における幕府からの鉄炮の受注、鉄炮鍛冶仲間の年寄としての役目、尾張藩や同藩付家老(つけがろう)成瀬氏との関係、高須稲荷などの土地の管理など、同家が担ってきた役割の全体像を紹介します。とりわけ、江戸時代初期の鉄炮生産については、徳川家康・秀忠・家光の三人の将軍を始めとする幕府の御用をつとめ、砲術師の稲富(いなとみ)家からも技術的な指示を受けていたことが、この時期の古文書から具体的に知ることができます。本展を通じ、堺の鉄炮鍛冶のなかで芝辻理右衛門家が果たしてきた役割にあらためて関心を寄せていただければ幸いです。
2024/03/30 リンク