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ホルヘ・ルイス・ボルヘス著『砂の本』
文学にみる障害者像ホルヘ・ルイス・ボルヘス著 『砂の本』坂部明浩 「迷宮の住人」の異名をもつボルヘ... 文学にみる障害者像ホルヘ・ルイス・ボルヘス著 『砂の本』坂部明浩 「迷宮の住人」の異名をもつボルヘスは、1899年生まれのアルゼンチンの作家である。幻想的な彼の作品が私たちを連れ出していく、何処(どこ)へ? …ということを問うこと自体がボルヘスの迷宮である。 『砂の本』は彼が70歳を過ぎての短編集で、すでに失明状態で口述筆記によって完成された作品である。もっとも彼の手にかかると自身の失明さえ「緩慢な黄昏が1899年以来半世紀以上にわたり、劇的瞬間を迎えることもなく延々と続いてきたのです」と芳しい表現に姿を変える。 その一生をかけて徐々に視力を失う過程をみごとに作品に横たわらせてみせたのが、『砂の本』冒頭の一作品「他者」である。 川から数歩離れたところのベンチの端に1人の若い男が座っている。もう一方の端に「わたし」がいた。 小説の始まりであるはずなのに、主人公の「わたし」には始まりでもなんで