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日本の障害者の歴史
日本の障害者の歴史―現代の視点から― 花田春兆 * A 近代以前 1.神話・民間伝説 日本の障害者は、... 日本の障害者の歴史―現代の視点から― 花田春兆 * A 近代以前 1.神話・民間伝説 日本の障害者は、歴史のはじまりと共に現われます。日本で一番古い書物の「古事記」によれば、日本で最初の男神、女神、聖書にたとえればアダムとイヴに当るイザナミ、イザナギ二神の間に生まれた最初の子が、どうも未熟児のCPだったらしいのです。3歳になっても体がグニャグニャなので、ヒルコと名付けられます。水田などに住んで人や動物の血を吸うヒルです。このヒルコは葦の船に乗せられて海に流されて、歴史の上からは姿を消してしまいます。 そのヒルコが後の時代になって、民間伝説の中ではエビスと名を変えて、福の神としてリハビリテーションするのです。葦の船が無事に岸に流れついて、そこで魚釣りの神となったという話です。新しい国造りに忙しい当局者から消されたものが、庶民の力によって復活させられたのです。 その他にも日本神話には、スクナヒ
2013/04/24 リンク