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再エネのコストを考える
CO2を排出しない再生可能エネルギー(再エネ)。その導入量を増やすことは、環境のためにも、またエネル... CO2を排出しない再生可能エネルギー(再エネ)。その導入量を増やすことは、環境のためにも、またエネルギー自給率向上のためにも、ひじょうに重要なことです。しかし、再エネには大きな弱点があります。それは発電コストの高さという問題です。再エネのコストを低減するため、世界では、また日本ではどのような取り組みが行われているのでしょうか。 1.日本の再エネは高い? 日本における再エネのあゆみ 日本ではこれまで、再エネ発電を普及させるためのさまざまな取り組みが行われてきました。2002年からは、電力会社に対して一定割合の再エネ導入を義務付ける「再生可能エネルギー導入量割当制度(RPS制度)」を実施。また、2009年から2012年は「余剰電力買取制度」が実施され、電力会社には、太陽光発電で余った電力を一定の価格で買い取ることが義務付けられました。 こうした施策の中で、再エネの導入が広がる起爆剤となったのは