みずほのシステム障害は日本企業の劣化を象徴するものかもしれない - 銀行員のための教科書

みずほフィナンシャルグループ（みずほFG）が、2021年2月以降に連続して発生したATM等のシステム障害について、外部調査の報告書を発表しました。 この報告書の内容は、みずほFGの企業風土についても触れています。 筆者の感覚で大変恐縮ですが、日本企業の「劣化」が集約されたような内容になっていますので、今回はこの報告書をご紹介したいと思います。 調査報告書における原因説明 所見 調査報告書における原因説明 今回の障害原因については、みずほFGが公表した『システム障害特別調査委員会「調査報告書（要旨）」2021 年6 月15 日』の内容が非常にまとまっています。 以下、その内容を抜粋します。 ＜『システム障害特別調査委員会「調査報告書（要旨）」2021 年6 月15 日』抜粋＞ 本委員会は、一連の本障害につき、MINORI を中心とするIT システムのメカニズム面において共通する原因を認めない

[yaneshin]

特に我が国企業では責任の所在があいまいになりがちなので、よほどトップなり経営陣がガバナンスやリスクコントロールに危機感を持たなければ同様の事態はどこにでも起こり得るとは思います。

[triggerhappysundaymorning]

みずほに関しては突出して酷いからな……(´・ω・｀)

[sugarless_ice]

銀行はカードを取り込むという仕様をいつまで引っ張るのでしょうか、仕様変更に関わる費用は莫大なものになるのは解りますけど、今の仕様のままではトラブルがゼロになることはないと感じています。

[coublood]

問題点や改善点に気づいていたとしても、そこにお金をかけてまで手当する方向に舵を切れるかですね…。実際、利益に直結しない保守的な方向に舵を取るのは勇気がいりますので。

[byronko]

仰るように、問題が起きた際のプランBまで考えている企業は多くないかもしれません。また、現場では問題に気づく社員もいるでしょうが、それを上部が汲み上げる柔軟なシステムが必要ですよね。