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抱腹絶倒「TPP反対本」のお粗末:山下一仁 | TPP反対論のデタラメを糺す | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
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抱腹絶倒「TPP反対本」のお粗末:山下一仁 | TPP反対論のデタラメを糺す | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
今年2月、TPPへの参加反対を訴え東京・霞が関の官庁街をデモ行進する全国のJAグループの青年部員... 今年2月、TPPへの参加反対を訴え東京・霞が関の官庁街をデモ行進する全国のJAグループの青年部員ら (C)時事 政権浮揚を賭けたという動機はともかく、TPP(環太平洋経済連携協定)に参加することで日本経済を復興しようとしたことは、菅政権の数少ない正しい選択だった。しかし、日本人は奇をてらった本を読むのが好きなようだ。世の中はTPP反対本花盛りである。 最初に、農業についてTPP反対本を出したのは、農文協という農業関係の出版社である。農文協は続いて、農業だけではなく、経済一般、医療、労働、環境などの分野についても、TPPで日本は滅亡するかのような本を出版した。御丁寧に、私の著書『農協の大罪』を批判した「『農協の大罪』の大罪」なる小論文を農協学者に書かせている。その後、『TPP亡国論』(中野剛志著)、『国家の存亡』(関岡英之著)、『間違いだらけのTPP―日本は食い物にされる』(東谷暁著)、『T