永守重信、柳井正、孫正義が苦戦｜稲盛和夫が遺した「自走」する組織作りの真骨頂：大西康之 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト

「偉大な創業者」に率いられたベンチャー企業は、創業者なしには動かない組織になりがちだ。日本電産、ファーストリテイリング、ソフトバンクなど後継者選びで迷走を続ける「かつてのベンチャー」も少なくない中、稲盛和夫氏は現場の当事者意識を強く喚起すると同時に、そこで解き放たれる人間の危うい本性をも見つめていた。 京セラ、第二電電（現KDDI）の創業者で、日本航空（JAL）を再建した稲盛和夫が8月24日、亡くなった。90歳だった。筆者は2012年から13年にかけて『稲盛和夫最後の闘い JAL再生にかけた経営者人生』を書くため、当時JALの会長だった稲盛氏に密着した。稲盛氏に経営観のみならず人生観まで変えられたJALの経営陣にも数多くインタビューした。見えてきたのは人間への深い洞察に基づいた独特の経営哲学だった。 半年以上続いた取材の中で一番印象に残っているのは、袖捲りしたワイシャツ姿で赤いボールペンを

[keihead]

“稲盛和夫が遺した組織作りの真骨頂、苦戦する永守、柳井、孫との違いは何か 筆者のとても失礼な質問に稲盛が呆れながら返した「答え」とは 2022.9.13（火） 新潮社フォーサイト フォロー フォロー中 経営 人物 共有する

[SasakiTakahiro]

稲盛は部門別採算制度という「アクセル」と同時に「フィロソフィ（哲学）」というブレーキを社員に与えた。

[monsterhasnoname]

“間接部門は業績を測れない。「会社がその部門からいくら相当のサービスを受けたか」を表す「協力対価」を導入。そこから人件費など、そのサービスを提供するのにかかった費用を差し引き「期間損益」を割り出す。”

[yoko-hirom]

京セラフィロソフィーは『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の再発明では。

[gabill]

“目の前に数字をぶら下げれば、どこまでも突き進んでいってしまう。競争相手を貶め、仲間の足を引っ張ってでも上に行こうとする。部門別採算制は、そんな競争する人間の本性を解き放ってしまう。”

[chibama]

「人間は数字の魔力に勝てない。目の前に数字をぶら下げれば、どこまでも突き進んでいってしまう。競争相手を貶め、仲間の足を引っ張ってでも上に行こうとする。部門別採算制は、そんな競争する人間の本性を解き…」