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第3回 日本にとってフランス革命とは何か――坂本多加雄と「尊王リベラル」の起源:河野有理 | 日本史はどのように物語られてきたか | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
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「つくる会」のかかげる「健全なナショナリズム」は左派側の「国民的歴史学」運動との類似性も持ってい... 「つくる会」のかかげる「健全なナショナリズム」は左派側の「国民的歴史学」運動との類似性も持っていた[教科書の採択結果を受けて記者会見する「新しい歴史教科書をつくる会」の(右から)高森明勅事務局長、中島修二理事、藤岡信勝理事、西尾幹二会長、田中英道理事、小林よしのり氏=2001年8月16日、東京・港区の虎ノ門パストラル](C)時事 (前回はこちらから) 先回りして提出された批判 手元に『ナショナル・ヒストリーを超えて』(以下『超えて』)という本がある。小森陽一と高橋哲哉の二人の手になる編著書で、執筆者は総勢18名。東京大学出版会から1998年5月刊行。小森陽一と高橋哲哉は当時、東京大学教養学部(通称:駒場)の教員であった。その関係であろう、執筆者のなかにはその時点で東京大学に在職している研究者が散見される。とはいえ、執筆者が東京大学関係者に限られているわけではない。また執筆者の専門とする研究