岐阜城の石垣発掘開始 観光客に公開 | 岐阜新聞Web

岐阜市教育委員会は２４日、金華山の山頂近くで、戦国武将織田信長の時代に造られたとされる岐阜城石垣などの発掘調査作業を始めた。山頂部の本格的な発掘は初めてで、観光客らに公開して実施している。市教委は「信長の城造りの技術を明らかにしたい」と期待する。 調査地点は、ロープウエーの山頂駅から天守方向へ約１００メートル先で、登山道に隣接する場所。石垣は、石の大きさなどから信長時代に築かれたとみられる。表面に出ているのは一部で、市は石垣が何段あり、どのような基盤の上に乗っているのかなどを調べる。別の箇所では、表面の腐葉土などを除去し、その下に石垣の痕跡があるかなども調べる。 「本物志向の観光まちづくり」を掲げる市は、調査を観光資源としても活用する。観光客が登山道から自由に調査の様子を見ることができる。本年度の調査は約１カ月の短期だが、今後数年間かけて山頂部の全貌を明らかにしていく。 初日は、作業に入る

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「山頂部の本格的な発掘は初めてで、観光客らに公開して実施している。市教委は『信長の城造りの技術を明らかにしたい』と期待する」