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奇跡の小型化――OLYMPUS Pen Fはどこが“すごい”のか
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『OLYMPUS PEN E-P1』の発売、そして矢継ぎ早に『Panasonic LUMIX GF1』のリリースで、マイクロフォーサ... 『OLYMPUS PEN E-P1』の発売、そして矢継ぎ早に『Panasonic LUMIX GF1』のリリースで、マイクロフォーサーズのコンパクト一眼ブームが花開いた。片手で楽に持てるサイズでありながらレンズ交換の楽しみが加わったことだけでもインパクトが大きいが、さらに大きいのが、2大メーカーが互換レンズを供給するという体制である。 これまで一眼レフは各社マウントが別々で、レンズの互換性がなかった。クラシックカメラの世界にまでさかのぼれば、LマウントやM42マウントといった共通フォーマットが存在したことはあるが、ここまでカメラ産業が発展した末の協業はスケール感が違う。 このコンパクト一眼の原型となったのが、『OLYMPUS Pen F』である。リリースは1963年、筆者が生まれた年だ。最初はズームレンズを含む4種類の交換レンズが用意されたが、最終的には3種類のボディ、全18種類の交換レン