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「日本語は曖昧な言語」と考えるのは外国語ができないから - 元コンサルタントな歴史家―ドイツから見た日本
「日本語は非論理的で論旨があいまいな言語で、ドイツ語や英語は論理的で論旨が明快な言語」という発言... 「日本語は非論理的で論旨があいまいな言語で、ドイツ語や英語は論理的で論旨が明快な言語」という発言を聞くことがあります。この場合、あいまいな表現が多いかどうかというよりも、その言語によるやりとり全体を指してその言葉があいまい/あいまいでないということが言われています。 ともすれば、日本語を使っている以上、正確な表現はできないというような、言語への責任転嫁を含む場合もあります。しかし、正確な表現ができないのは果たして日本語という言語のためでしょうか。 日本語もドイツ語/英語も一義的に論旨を伝えることができる どのような言語であっても一つの言葉には複数の意味があります。そのため、他の言葉やジェスチャーで補うことで初めて、言葉を一義的に使い、話者が意図する意味を他者に伝えていくことができます。 例えば日本語母語者であれば、「結構です」という表現もその場のジェスチャーや文脈、顔の表情で、それが拒否を
2016/02/15 リンク