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アベノミクスの宿題:社会保障改革:竹中平蔵のポリシー・スクール 日本経済研究センター
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アベノミクスの宿題:社会保障改革:竹中平蔵のポリシー・スクール 日本経済研究センター
アベノミクスが2年目を迎え、新たな挑戦が求められている。もちろん、これまで進めてきた3本の矢、つま... アベノミクスが2年目を迎え、新たな挑戦が求められている。もちろん、これまで進めてきた3本の矢、つまり①デフレを克服するための積極的な金融緩和、②機動的な財政政策(短期の財政拡大と中期の財政再建)、③成長戦略、はいまだ道半ばだ。とりわけ成長戦略というのはサプライサイド政策であるため、相当の時間をかけてじっくりと進める必要がある。一部に海外からの批判も高まっており、アベノミクスはまさに正念場と言える。しかしこれらに加えて、これまでのアベノミクスでは十分に取り上げられてこなかった重要問題がいくつか存在している。その代表が、社会保障改革であろう。まさに、アベノミクスの残された宿題である。 政権交代の中で持ち越された課題 1990年度から2013年度までの一般会計予算を見ると、社会保障改革の重要性は一目瞭然だ。この23年間に歳出は約4割増加した。その増加額のうち国債費を除いた政策経費でみると、増加額