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主張/受診遅れ死/「命守る」国保の再生こそ急げ
胸が痛く苦しくてたまらないが病院に行くお金がない―。我慢に我慢を重ねた結果、医療機関にかかったとき... 胸が痛く苦しくてたまらないが病院に行くお金がない―。我慢に我慢を重ねた結果、医療機関にかかったときはすでに重症化して命を失う悲劇が後を絶ちません。全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)の調査では、昨年1年間に全国で少なくとも56人が経済的な理由で治療が遅れて死に至ったことが明らかになりました。「カネの切れ目が命の切れ目」という異常事態を、いつまでも繰り返すことは許されません。 高すぎる保険料払えず 長年勤めた会社の閉鎖で失職しパートを転々としていた50歳代男性は不調だったのに受診せず、ようやく医療機関にかかったときはがんが手遅れでした。高い国保料の未払いによって無保険だったのです。自宅で体調を崩しているところを知人が見つけ救急車で運ばれ、入院後に間もなく亡くなった60代男性も無保険でした。 民医連の調査では、亡くなった人の約8割が国保料を払えないなどの無保険の人たちでした。無収入や収入が
2014/05/24 リンク